黄砂に舞う粉塵の粒に均しい命 生ける者は何故に彷徨うのか 擦切れそうな衝動が この心を恫喝す 解ら然れど唯進めと聲を粗げて 鬼は泣く意味を求めし時 開かれた孤独に侵されて 永久に枯れぬ泉に湧いた水のように 我は現在此処に帆を翻げて 大海に牙を剥き闘う 動乱の波間に抗う木葉のように 霧の如く朧げな 明日を手繰る旅路 儚きかな幻想は運命也 鬼は哭く屍積まれし時 閉ざされた絶望に撲されて 永久に朽ちぬ岩壁を撃つ風のように 我は現在此処に諸手掻けて 天地に咆哮を撒き散らす 荒神の猛り狂う徒謌模すように 辿々しく刻まれた 軌跡は未だ続く 荒野の果て待ち受ける光何処か 崩れ去る現世の御灯火は 誘うだろうあな哀しい 妖しの幽世へ 鬼は薙ぐ燦々めく燈翳る時 壊された秩序に叛かれて 永久に耀きを喪なわぬ月のように 我は現在此処に躯を委ねて 宇宙に舞う藻屑と消え逝かん 躊躇わず 狼狽えず 煩わず諦めず振り向かず 鬼は泣く意味を求めし時 鬼は哭く屍積まれし時 鬼は薙ぐ燦々めく燈翳る時 鬼は、、、 鬼は、、、