予定通りの設計図 革命の準備はもうできてる 机に置いた凶器にきっと 皆も気づくだろう 物語のヒロインは 受難者になどは目もくれず 君の正義は簡単に 罪に塗られ変わるだろう あの子は素敵 素敵でしょ ほらね 君など必要ない 君が 孤独になって 悲しくなって 絶望に 堕ちてしまえばいい 君の涙一つで僕は駆けつけるよ 君は 愚かになって 僕に縋って 壊れるくらい弱くなる だから 君のヒーローになりたい 予想通りの展開だ 君が演じるのは嫌われ役 異端弾きの余興に きっと皆は夢中だろう 物語の逆転は 手にかけた引き金にかかっている 君が泣いたらタイミング 逃さないよう目を見張らせる あの子は強い、強いから だから君なしで生きていける 君が 孤独になって 悲しくなって 消えてしまいたくなるほど 誰も君を見ないで 終盤(おわり)に近づいてく 僕は 君を想って その手を取って 福音の音を鳴らすのさ 「僕は君のヒーローだ」 いっそ 君が壊れて 姿を変えて モンスターにでもなればいい そんな君の痛みも僕が 抱きしめるよ 僕は 愚かになって 全てを捨てて 世界を敵に回せるよ だって 君のヒーローになりたい 僕が君のヒーローになりたい