「何してるの?」 「別になんでもないよ」 素っ気ない言葉に 差す予感 最近さ 好きなものが変わったり なんか おしゃれだよね 寂しいだとか 構って欲しいとか 伝えたくなるけど なんかためらってしまう だけ 嘘もぜんぶ 夢もぜんぶ 言葉ぜんぶ "君"なんだと信じ 好きでいるのになぁ こっち向いて 目を合わせて その画面越しに 誰のこと 見つめてるの? 隣なのにさ 遠く感じる右手 少ない返事で 歩く君と 他の誰かを 恨み 力む左手 「なんでもない」と 繋ぐ 気付いてるよ 見ないふりだよ 関係ごと壊れるのが 怖いから 「大丈夫」って 言い聞かせている それも 嘘なのかな そろそろ近づく 記念日とか 私だけ意識してさ ずっと大切にしたい のに 嘘をずっと 嘘をずっと 私ずっと 君と違う形で 重ねてるみたい 私だけ 苦しくって 気持ちに嘘をついて 君には 笑ってみせた 信じたって 結果なんて きっとわかりきったことなのに 嫌いになれなくて こっち向いて! 目を合わせて! もう一度 私のことを 好きと言って! 嘘もぜんぶ 夢もぜんぶ 言葉ぜんぶ "君"なんだと信じ 好きでいるのになぁ 目が泳いで 焦りだして その画面越しに 飛び込んで 逃げていった すくえないほど 破れた紙の向こう 知らない誰かの元へ消えた 私だけがさ 一人立ちすくんでる 君と ずっと ずっと 居たかったな