目を開ければ 踊り出す賭場 めいめい皆着飾って 嘘くさい香水が満たしてる 張子の虎 回すシリンダー ノンストップロシアンルーレット 六分の一 握る拳銃 最低だって知っていたって 人生をオールイン もう安定なんて一生無縁じゃない? ここが正念場 黙っていたって キリがないぜ なあバーテンダーひとつ奢ってよ 踏み出しもしないで 他人を恨んで 「どうせ無理だ」って 内心で羨んだ 大人になったって 何も変わらねえ This is a stupid blues from 1994 目を瞑れば よぎるトラウマ ウイスキーで流したって 嘘くさい夜が霞むだけで 塞翁が馬 回してディーラー 心音が響くルーレット 一か八か 逸る感情 一点張って待っていたって 人生は不安で そう任天だけじゃ一生当たらんない ここで裏切って 黙っていたって ツキがまわって このサイレンサーがきっと暴くだろ う 浮き足立った 幻想を掴んで これでいいんだって 本音を飲み込んだ 大人になったって 何も変わらないで This is a stupid blues from 1994 目が回るほど 同じ夜を 何回も繰り返して 何度だってやり直した オーラス まだまだ さあ丁か半か 運命だって裏切って 賽を振るのさ これが最低だって知っていたって 人生をオールイン もう安定なんて一生無縁じゃない? ここが正念場 黙っていたって キリがないぜ なあバーテンダーひとつ奢ってよ 思い出したように 夢を語って 「これが最後だ」って ひとり呟いた きっと死ぬまで ずっと変われないで This is a stupid blues from 1994