壊れた頭の中で今も覚えてるよ 生真面目なあなたの それからを想ってるよ 生ぬるい屋上の風 あの子の傷を撫でる またすぐに 溶け込んでいく日々に誘われる 報われないまま過ぎていく 妙に優しい世界 踏み出せない爪先の向こう側で 霞む光 まるで深い海の底 バラバラになってしまったの 見つからない君の心がまだ 頼りなく静かに漂ってる 壊れた頭の中の地図に迷うふたり ありふれた、 だけどちょっとおかしな物語 この夜は誰のもの? 眩しくて息も止まりそう 見つからない僕の心は今 とりあえず歩き始めたところ 壊れた頭の中で今も覚えてるよ 生真面目なあなたの それからを想ってるよ 何度目かの世界の終わりのような 夏がまた街を通り過ぎて 相変わらずここで続いていく物語 おかしな物語 ただの笑い話さ