ある時冴えない若者がいました 日当5000 ピンサロのビラ配り 醤油で飯を食うこの暮らしとは 便所で上司の罵倒が フラッシュバック 明日もままならない 世の虚空しさ 遊びがてら 趣味のアコギかき鳴らした 彼からしたら ただの気晴らしでも ボロボロの手は涙の音を出した 彼の歌声はダイヤプラチナ 仲間は彼に光を見い出した 今はまだ種を植えた大根役者 磨きさえすれば いっちょスーパースター 仲間は彼を路上に連れ出した 不恰好ながら 孤独や価値観 間違いすらも全部吐き出した 彼の抒情詩に皆 涙した きっと誰かが見てくれてるよ きっと誰かが見てくれてるよ きっと誰かが見てくれてるよ 瞬く間にギアは動き出す 常に支えてくれてた 友達とは別に 増えてく知りもしない友達や グルーピーが 動向を回し合う毎日だ 好きな事をやる 大事な自分らしさ でももう2度とあの日々に ""返り咲く""か 幸せを掴みたい! ありもしない噂に狼狽 また被害者面 名は更に上がる 最大手の会社 挨拶代わりに報酬を話し出す 差し出された金額 まず500万 伸ばす鼻の下 内心ドギマギだ 今見える明日 塩辛いキャビア 煌びやかな街で美女と致したり 西から東から 黄色い喝采 昼夜問わず 仲間とpop シャンペーン どこかの重役から ごっつぁんです あの日の涙なんて どこ吹く風 日の目を見るってのは こういう事だろ? これから彼は どこに行くのだろう きっと誰か見てる きっと誰か見てるよ きっと誰か見てる きっと誰か見てる アンタ等がすくうのは いつも上辺なんだ 俺ら望んだのは 幸せになるためのお金だった 死ぬほど目立ってやる おかしくなるぐらい Call my doctor もうおかしいのかも暗い道 結果進めたのは 俺だけだったんじゃん? 蜘蛛の子を散らすように去った 仲間名乗る奴ばっか お金はあればあるだけ 裏切らない なんか間違ったこと言ったか? おいおい! もし君が友達なら 最後まで乗っかってこいよ 後ろ指を刺すよりも 引っ叩いてこいよ 尽かす愛想? また都合良い事言ってる 一人独り辞めた後も その先を走ってる 知ってるか? あれから一度だって 手を抜いてない 好き嫌いを決めたのは いつもそっち側さ 一度掴んだチャンスの様にまた きっと誰か見てる ある時裕福な大人が居ました 取り巻きと肩で風切り歩く最中 道端でバッタリ会う かつての仲間 彼が手を引く子は恐らく2、3歳 「よぉ、久々!すげえなぁ、 元気だった?」 ex. 仲間は元気に手を差し出した 今忙しいからと 彼はその場を過ぎ去った 背後から聞こえる声 「お前変わったな」 「うるせえバーカ」 振り返るともう居ない 握手を無視した手を見返した 彼の手はぬるま湯で ふやけて皺くちゃ でも沢山稼いでも 立ち寄るコンビニ ゴミまで焚べて焚き火する乞食 うまいモン売って 食う飯おにぎり 後に見る獣道はそれより良い 長井秀和も Say no diggity 飢えた目つきで爪を立てた夢 我は社会の虚仮威しに 歯向かって噛みついた 狂犬病持ちの野犬 邪険に扱われ投げ入れられた 保健所で明日殺処分を待つ 戦車の中で寝たふりしてんだ この黒い雨が止むまで ぼったくって ふんだくってやらぁ 闇にフラッシュを焚く観光客の 財布から抜き取った免罪符 どうだ 光が眩しくて痛いか? 胸ぐら掴んで得たエサでさえ 結果 国家に吸い取られてった ヴァンパイアのよな エンパイアを 屈託なくぶん殴ったブッダ ファミコン欲しさに泣きよる子 パチモン売って買った ラジコンカー 太陽が笑うよ 嘘に塗れたお買い得な愛の歌 電車の中で走ってたんだ 着く時間は変わらんから 待っとけ 天下御免さ俺らの夢は 生きて生還せよ脱走兵 終身雇用で住宅ローン組み ボーナス払いの段ボールハウス 此の世と常世の通気口に 潜ったまま出て来ん マンホールマン 病んどる日々を横目に 田んぼに映った逆さの アンドロメダ観て Onece more 三途(sons)無常観を連れ 反骨と踊れ Dance floor