言い訳が漏れぬ様に口を覆う仕草 席着くや否や 聞いてもないのに“仕事”と “大変”って二つの意味を微笑で投 げかけたら グラス二口続き ペース乱さないで 騙し 愛はまるで見た目は綺麗なヒール 重くなればなるほど磨り減っていく “遊び?好きじゃない” 台詞に時めくフリして “これはどっちなの” 聞きたくても聞けないまま 目の前のバーテンダー このまま顔色を変えないで “おまかせでお願いね” 出てきたのはギムレット じゃあね わたしはもう少しだけ残るわ アナタに会った後の一人が怖い 秘密のバスストップ 行く先は終点 ジュテーム ジュテーム 声に出さず呟いて 歩けば歩く程に 抜け出す気力も 失って戻れない 悔やみさえ出来ない 99th Avenue 泣いてなんかられない 99th Avenue 99番街がもう わたしの居場所 他の誰かに優しくされる隙も無い 道は曲がりくねり 一途に進む 回想のバスストップ 行く先は見えず ジュテーム ジュテーム 心だけにとどめても 街から外れる程 思いが募って 酔いのせい? 闇を背に 悔やみさえ出来ない 99th Avenue 泣いてなんかられない 99th Avenue ここがもう わたしの居場所