さんざ歩いてきたのさ トンネルの中 めくらめっぽう 這い回って泥だらけさ 旅は続くのさ 真っ暗闇さ かかとの減ったブーツで ギター背負って ドアを出たのさ 排気ガスに沈み込む街を歩けば 聴こえてくるだろう 空高く舞う極楽鳥が 足は無くとも自由なりと歌ってる まむしは眠ってる まむしが目を覚ます 朝日が街を染めても 穴の中じゃあ変わりゃしないさ 日が暮れ夜が更けても 関係ない事さ 真っ暗闇さ 森の奥 とぐろ巻いてさ じっと目を閉じ動かないのさ 眠っているやら 起きているやら 油断すりゃ命取りになるだろう 海原に潮吹くクジラが 失いしより多くを得たりと笑ってる まむしが動き出す まむしが牙を剥く