哀しい夜は ひざを抱いて 一人思いを 泳がせてみよう 笑いさざめく 夏の午後や 薄紫の リラの咲く頃 どうして人は 傷つけあい 離れてゆくの? 誰でも皆 幸せに 生きてゆきたいのに 胸の奥の灯に そっと火をつけよう それはやさしい過去の幻 映し出すから どんな小さなことでも 愛がある世界は きっと凍える手を温める Nostalgia 暖かなペチカの かたわら 古い揺りいす ゆらしてみよう やさしい波に ゆれるように 運ばれてゆく 夢の中へ どうして人は 信じた道 見失って くじけてしまうの? どんな夜も 必ず明けるのに 胸の奥の灯に そっと火をつけよう あのマッチ売りの少女のように 手をかざして 愛してくれた人達 懐かしい景色 それはどんな時も あなたをいやす Nostalgia どんな小さなことでも 愛がある世界は その凍える手を そっと包む Nostalgia