閉まって失くした後悔を まだ背負ってたみたい 約束はもういい ちぐはぐの思い出 止まったままの秒針を そっと指掛けたんだ まるで蜃気楼だな 掴めそうにない ギラギラ 窓辺に星を散りばめた 空 例えるならそう ぼやけた目では 追い付けない早送りのページ 走ってたいよな ただ今は向こうへ 縄張りさえも捨てて 降りしきる 雨 音 匂い 染みついちゃって また息を吸って 弱音さえも吐き出せないまま さらってくれ まだ道半ば わかったふりして放り込んだ 気遣いすらハッタリ 怯えていたままじゃ 柄じゃないから 誰だって 行き当たりばったりか あぁ 知らないよ、ねえ 当たり外れの くじ引きなら 疾うに引き尽くした もうやってらんないな 正しさは何処へ 当たり前に不公平 雨よ 全て濡らせ 乾いた心臓も 項垂れてたって 苦しい日々も振り出しへと 戻っては慣れて しまう 言葉が雨 どうせ今日も 降りだすんだろう 上っ面、雲みたい 太陽が登ってしまうよ 至って当然に、身勝手に ただ今は向こうへ 縄張りさえも捨てて 降りしきる 雨 音 匂い 染みついちゃって また息を吸って 弱音さえも吐き出せないまま さらってくれ まだ道半ば