朝光れば きっと悲しみも癒えるけど その冷たい指の優しさまで 忘れないでくれ 晴れた空の向こう 遠く鳥は飛ぶ 誰かの祈りが 雨を受け日々を超え 乾砂 風に溶け出した 当て所なく 種よ もしも誰かの寂しさに巡り 逢うなら 枯らすな 焼けた頬に口付けて 種よ 嵐 果てぬ道を悲しいと往けるけど その冷たい指の痛みだけが 教えてくれる 雲をはるか超えて 遠く鳥は飛ぶ 誰かの祈りが 雨を受け日々を超え また今 風に溶け出した 果てもなく 種よ もしもあなたの寂しさに巡り 逢うなら 枯らすな その手寄せて 温めて また続く 種よ