桃花待つ暮れの夕

歌詞

どうだい 今年のきみはどんな様だったかい? そうかい今年のきみはそんな ザマだったのかい 互いの情けなさに笑い合う 僕らのこの至らなさは罪ですか 一年頑張った子にはサンタが 来るってさ 一年頑張れなかった僕らには 来ないって事か 軽口で叩き合っては僕ら またハハハハと笑おうか もうどうしようもなく力なく 笑うしかないや 結局僕らは不確かで 何者にもまだなれなくて 今年もまた 暮れてしまうのだというのに 寒空に冷えた喉鳴らし 安酒がよく染みてゆく ああ去年もこうだったよな 僕らより年下の子が世界を相手に 全国の期待を受けて日の丸を 振られてんだ みんなも頑張ってるんだなあ そうだよなあ 僕らも そうだよなあ ほんとなら 僕らだって 頑張らなくちゃ嘘なんだよな 神様がもしもいるならば お目溢しをしてくれないか こんな僕らがまた明日も 生きてゆくことを 来年は悔いも改めて 上等な履き物でも買って 今年よりはマシな姿勢で歩けたら 安酒の残りはそのまま うっかり置き忘れた振りして 捨てっちまおう また新しいのをも一つ買おう あの改札抜けたら僕ら また来年までサヨナラだね ああ 明けちまえばもう昔さ