煙を燻らせて平穏な波の音に 身をまかせている午後には そう 決まって来る 白昼夢には不似合いな ドラゴンフライ 追いかけ 気づいては 吹き出す 君はもう ここにいるはずもないのに 君は、いま どこにいて 何をしているのだろう 波は来て 去って行く ちょっとした気まぐれと傷跡も 去って行く 僕はもう空を見上げるごとに うなづいている 波だけが すべてを知っている この想いのすべて 乾いた壁 脆く崩れた絵は 止まることもなく 流れる時を語って 僕を前へ押しやるよ 君は、いま どこにいて 何をしているのだろう 波は来て 去って行く ちょっとした気まぐれにも 明日は来る 必ず誰の上にも それをただ受け入れよう 波は来て去っていく ちょっとした感傷と真実も 去って行く 僕はもう空を見上げるごとに うなづいている 波だけが すべてを知っている この想いのすべて