朝から楽な死に方を探しては一日が 終わる 地に足が着くまで落ちても底もない 終わりもない それでも街は賑やかな声を上げ 擦れ違う人は不気味な笑みを 駅前の時計はこんなにも 悪戯にゆっくりと回る 四角い箱に詰まる 何一つも思い残したことも言い残し たことも ないような顔しているのはなぜ それでも君は綺麗だ この街にまだ残した 君がくれた問いは解けないままでい るよ 傷付くだけ傷付いて それなのになぜ君は幸せという 言葉を残して空舞う それでも君は綺麗だ ねえ この唄歌えるくらい 少しは傷も癒えたから この唄で終わりにしよう