夕暮れ 子どもたちの帰路に 逆らって歩く 懐かしの道 小さな手が重なった場所 泣きべそばかりかいて君に 守られた僕は 恋と呼ぶには まだ青い気持ちを持っていた 埃まみれのアルバムが あの日を照らして 消したはずの記憶たちが今 僕を連れ戻そうとしてる あの日の言葉 今も言えずに 僕ら歳を重ねたけど 変わらないものがあるんだ あぁ 今も消えない胸の痛みも 懐かしいねって笑えるはずさ 未来を信じて 朝焼け 飲みすぎただなんて 微睡んで起きる 響く頭痛と その奥に微かに残る何か 錆び付いていたキーホルダー 日の目を浴びせて 戻れないと分かっているのに 無性に手を伸ばしてしまう あの日の別れ 悔いは無いって 僕は思いこんでたけど 消えないほど強く残った あぁ もしも時が戻ればなんて 子どもみたいな願いごとだなと 自分を嘲笑った 大人になるにつれて 気持ちの蓋を覚えた あの頃のように泣くことは もう無くなったのだけれど あの頃 溢れ流した涙 君を連れてきてくれた 悪いことばかりじゃなかった あの日の言葉 今も言えずに 僕ら歳を重ねたけど 変わりゆくものを愛して 泣き顔 笑顔 変わらないこと 僕が今を生きていることを 踏み出す力に あの日にありがとう