風が 吹き抜ける 悲しい ため息を連れて 消せない この思い出も 空に 溶かしてください 心 止まったままで 季節だけ 加速していく 色の無い 街路樹に 降り出した なみだ レモンのような 吐息に触れて 木漏れ日の下 重ねた手と手 果てなく続く まるでカゲロウ 揺らめいてた Haah~ 降りはじめた雪よ そっと 僕らの物語を 隠して 早く 眠らせて 微かに残る 情熱 いつかの 忘れ物 夢で 教えてください 過去に 近づくほど 眩しさに 目がくらんでも あてもなく 騙されて 透明な 記憶 窓の向こうに カラタチの冬 流れる歌が 心に刺さる 忘れたくても 思い出せない 眺めてた Haah~ 消えてゆく足跡 ずっと 私の物語を 探して スクランブルを 行き交う人たちを 見つめている 天使は笑う あなたに きっと 訪れる セレンディピティ ねぇ 拭えない このさよならを すっと 染めてください 愛の歌で