空に何か蠢いている 幻 白い影 頭の中 写し出された 不気味な傷跡 黒い髪を掻き上げて 笑ってあげる 何かがまた始まって 私の前 現れては消える 肩代わりをしたような顔で 笑ってと 誰かがまた言う 差し出された様々な手と 頼もしい甘い声 暗い道を抜け出したくて あなたを選んだ ここに居ないで済むなら どこでもよかった 何かがまた始まって 私の中 現れては消える 傷だらけの体 眺めたら 笑ってと 誰かがまた言う 救われたと笑ったら あなたはまた 私に救われる 何かが居る 私を見ている イエナイ傷は 私の中 何かがまた始まって 私の前 現れては消える 肩代わりをしたような顔で 笑ってと 誰かがまた言う