思い出すのは 他愛のない日々 ドラッグストアで言い合う くだらないじゃれたケンカとか 「お風呂とトイレが 別々じゃないから 泊まりになんて行かない!」 わがままばかりだった 会えない日々がどんどん増えて 焦る気持ちに空回りさせられた どれだけきみと過ごしても どれだけ夢を話しても 過ぎる時間に僕らは勝てないままで 一緒に選んだシャンプーの 香りだけは変わらないまま だけど、ふたりはもういないんだ 思い出せない あの日の言葉 こんなちいさな街の中 すべてが詰まっていた どんな時でも二度と戻らない 君を見てたなんてことも気付かずに どれだけきみを見つめても どれだけ口付けをしても 過ぎる時間に僕らは逆らえなくて 一緒に選んだシャンプーの 香りは思い出に溢れて 二度と、 使えなくなってしまったんだ いくつの恋と共に過ぎてく ふたりもこの街を彩れたのかな? どれだけきみと過ごしても どれだけ夢を話しても 過ぎる時間に僕らは勝てないけれど 一緒に選んだシャンプーの香りは 思い出に閉まって いつか、またふたりに会おう