何にも夢を持たず終える 学生生活 それがまるで 悪いことのように 悪いことのように がむしゃらに机に向かった がむしゃらにボールを追いかけた あのきらめきだけは あのぎらつきだけは どんなに歳を重ねたとしても 忘れないでいてね 教科書の中 君との話 誰に訊いても まだ見つからない 正しいことは ここにあるはず 忘れた 忘れ物 止まった時計 ほこりのにおい あの日のままで 帰られるなら あの東館 3F の僕らで また出会わせてよ 通学路 いつも向かい風 跳ね上がる前髪のこと 気になることばかり 消えたいことばかり みんなに分けたくなるほどの 悩みの種に日々水を遣ろう そうしたらいつの日か 綺麗な花を咲かすだろう 君と同じこの街に生まれて ほんとに、よかった どんなに歳を重ねたとしても 忘れないでいてね 教科書の中 君との話 誰に訊いても まだ見つからない 正しいことは ここにあるはず 忘れた 忘れ物 止まった時計 ほこりのにおい あの日のままで 帰られるなら あの東館 3F の僕らで また出会わせてよ