貴方の肩越しに街の景色を見た 貴方は濡れながら 通りを背にしていた 遠くでは はしゃぐ子の笑い声が響いていたの 明日の朝にはこの雨も 別れを告げ消え失せるだろう 余計な事ばかり心を彷徨く… 貴方をどこまでも 遠くに感じていたの 雲間に流れ出す一筋の光を見ていた 明日の朝にはこの雨も 別れを告げ消え失せるだろう ビルの谷間は雨蜜のみ吸い コンクリートの上を はねて・とんで・ちって 明日の朝に目が覚める頃には きっと貴方も忘れてしまうだろう いつも誰か 心を占めていてよ 踞れば ああ 抱きかかえていてよ 雨の空を打ち抜く光でいてよ 雨の空を… 雨の空を… 雲間に流れ出す一筋の光を見ていた 明日の朝にはこの雨も 別れを告げ消え失せるだろう ビルの谷間は雨蜜のみ吸い コンクリートの上を はねて・とんで・ちって 明日の朝に目が覚める頃には きっと貴方を忘れてしまうだろう 貴方は濡れながら通りを渡って 私は軒の下雨が止むのを待つ