おいで、おいで鬼童 自分の中に宿る鬼は めんこい笑顔で皆欺いた 般若の小娘鬼の背面は 豚の腹を割き猫の首を狩り 楽しく踊れば明日も笑える 小太鼓片手に畜を呼び寄せて 般若の小娘隠れた娯楽は 鼠すり潰し雀を砕いて 楽しく食べれば明日も笑える 血に染めたその手に泣いた嘘の私 肉の山食べ尽くし次は明日 鬼姫最後の頼みだ 哀れな家畜に極楽浄土を 首無し舞姫迎えて 終わりが始まる無常の世界へ 最後に認めた明鏡の鬼は 歓楽母親、死ぬ赤子 丑三つの前さ女は語る 般若の母親最後の話は 子供が出来たとお腹をさすると 安酒を浴びる女の娯楽 腹を裂いたその手に 啼いた嘘の私眺め 赤ん坊を抱き込んで次は明日 鬼姫重ねた姿は 忘れた記憶と二人の笑顔は 首無し舞姫貴女と 終わりが始まる無常の世界へ 鬼姫最後の頼みだ 死凶の貴女に捧げた命は 両手を合わせた着物の少女は 狐の祭壇化け猫の祈り