いまは涙 こらえないで わたしのTシャツで ふいてね こわれかけた ビニール傘ひとつ うまく 言葉 見つからなくて 遠まわりしよう わたしがさすから 紺色 夏のはじっこ 甲州街道は ビー玉のかけらの雨 忘れてた波がふと バス降りたとこで 押し寄せても いまは涙 こらえないで どこにも行けずに 下向くまつげ 言わなくっても ちゃんといるわ わたしのTシャツで ふいてね ねぇ ふたりの ベランダ咲いた 花も いつか 懐かしい こわれかけた ビニール傘どっかに 置いてきたみたい 手を取るよ いまは涙 こらえないで 何より つよいよ 信じておくれ 言わなくっても ちゃんといるわ わたしのTシャツで ふいてね