街の光眩しくて 僕は影の中へと 走って行った そんな男の話だ 夏の暑さで 溶けそうだ 晴天の霹靂を 待ち続けているうちに 空に見えてる はぐれ雲みたいに 追うので 限界 夕日の光眩しくて 僕は涙がちょっと こぼれてきた 何もしてないはずなのに 時間は容赦なく 進んで 思い出だけが 残る これが今までで 一番痛いこと だと 分かり始めてきたようだ 夜を 吐き出すことも出来ないで 現在地に 留まってるしかない 後ろは 行かない 悲しみを 隠すために 夕立に 打たれているのさ 幸福は 快楽じゃないよ まるで 燃え上がる炎のようだ そして真っ暗な 闇の中へ その場で僕は 進むことに決めた 奇麗事なんか いらねえ ケツのポケットの中に 全てを持つしかないと 気づいた そう今日この頃の 話だ