誰かを待つ君の 横顔見慣れたよ 少し距離を置いて 歩くのに慣れたよ あの子にもらったと 左手のミサンガ わざと見せつけるの 釘を刺すように 挑むその目が恐れてるのは 禁じられた恋が持つ引力 好きときどき嘘つき 君をなくすくらいなら 友達のポジションで ちゃんと笑ってあげる 何もないふたりには 不釣り合いな太陽が いつまでも傷つけて 赤く染まったハート 気まぐれに開くアンスリウム 形に残るもの 証拠に残るもの 全部いらないから あの花を一輪 もっと早くふたり 出逢えてたら良かった 月並みな言葉を 添えて差し出して 一度切りだと重ねた両手 放せなくて息を殺していた 好きときどき嘘つき ふたりでいるこの時も 哀しいと思うのは ただの身勝手だよね 何も知らぬ彼女の 日向のような微笑みを いつからか傷つけているのは 分かってても 気まぐれに触れて アンスリウム もしもで話す恋は 恋と呼べないって 明日を縛ったプロミスリング 好きときどきため息 叶わないと嘆くたび 胸の奥 赤い花 もっと鮮やかになる 好きときどき嘘つき 何も言えずわたしだけ いつまでも傷ついて 邪に咲く思い 摘まないで 好きときどき嘘つき 君をなくすくらいなら 友達のポジションで 永遠にこのまま 何もないふたりには 不釣り合いな太陽が いつまでも傷つけて 赤く染まったハート 嘘つきなわたしアンスリウム