もやっとした曖昧な空気に 明るく差す光が 無理に笑う自分みたい だらっとした背筋と足元は 暗くなった街並みに救われた 水際ではしゃいだあの頃 憧れるほどに眩しかったあの子も どうせ きっと 何かを抱えてるんだろう ぼんやり描いていた大人は こんなんじゃなかったけど 困難を生きてる どんより浮かぶ冬の雲が いつの間にか消えていったみたいに 晴れますように 少しずつ、少しずつ 靄かかる 遠くは見えなくて 足元に咲いた花に救われた 水色 地下鉄に揺られて 帰りの道が寂しさを連れてきた 今日は なんか ひとりになりたくなかった ぼんやり描いていた大人は こんなんじゃなかったけど 困難を生きてる どんなに上手く繋いでても いつの間にか解ける気がしたんだ 気がしていた ゆっくり進んだって いいって言われたんだ それでも何故か走ってる自分がいた なりたい人になりたくて 求めすぎていたの 今わかった 僕を知った だからもっと ぼんやり描いてた大人は こんなんじゃなかったから 音をかき鳴らし続ける どんなに弱くても心は 信じられることだけを 守って生きていこう 風が宙を舞う 想いを乗せて歌う