たった一つだけの命を抱えて 生きている僕らは その命の重さを知らずに 死にたい死にたいと叫ぶんだ それでも僕らは命を抱えて 必死にこの世を生きてるんだ そして、枯れ朽ちていくんだ 辛い時は必ず逃げて その日は誰にも会わないで そうやって自分一人で 事を背負いこんで それでも解決できないで 自分のせいだと落ち込んで 影で愚痴をこぼして 一人で満足してた 「死にたいだなんて言うなよ」と 街から聞こえてた そんなの馬鹿馬鹿しいと 心の中で呟いていた それは正解なのかもしれない 死に落ちてもいいかもしれない それでもこの世を生きている それは変わりないんだ たった一つだけの命を抱えて 生きている僕らは その命の重さを知らずに 死にたい死にたいと叫ぶんだ それでも僕らは命を抱えて 必死にこの世を生きてるんだ そして、枯れ朽ちていくんだ 「もうここにいるのが辛い」と 呟きながら過ごす夜 真ん丸に地球を照らす月が 僕にとって眩しい 今日もコンビニで飯を揃えて テレビ見ながら飯を食べ また一日堕落で使い切る 幼かったあの日が 僕の人生の絶頂期 まだ世界を知らなくて 全てが新鮮に見えて どれも正解ではなかった っていうか全て外れだった 全て外れてしまっても まだこの世にいるんだ 生きる全ての選択肢を 失っていても僕らは 死にたくないから足掻き苦しみ 這い蹲って生きてるんだ そんな僕らは命を抱えて 必死にこの世を生きてるんだ そして、枯れ朽ちていくんだ どれだけ死にたいと言っても 死を目の前にすれば本当は 生きたくて ちょっと変わった 不思議な生き物だけど この世で生きてるんだ 僕らは産声を上げて この世に来たって表した 何も不自由なく両親に可愛がられ 今を生きてるんだ 僕らは一人では生きれなくて 誰かを必要としてるんだ それを思い返してみて たった一つだけの命を抱えて 生きている僕らは その命の重さを知らずに 死にたい死にたいと叫ぶんだ それでも僕らは命を抱えて 必死にこの世を生きてるんだ そして、枯れ朽ちていくんだ