最近よく携帯を触るようになったな 画面に収まりきらないほど 話があるのかい? 私にはないくせに そもそも連絡 マメに返さない人だったよね 飲み会帰り明け方 「正直に話してほしい」 詰め寄ってしまった 終わってしまった 「もう、お前は家族みたいで これは恋じゃない」って じゃあどうすればよかったんだ あなたと別れて 狂った勢いで開けたこの穴は 今もまだ開いたまま 私に刻まれている 右耳に一つ これ以上はもういらないから あなただけでいい あなたのだけでいい 「最近よく携帯を触るよな お前の彼氏が珍しいね」って 言われる私の気持ち考えてよ 飲み会帰り明け方 「正直に話してほしい」 詰め寄ってしまった 終わるつもりじゃなかった 「もう少し考えたい」 って言ってくれた言葉を 急かして 急かして 責めて 「今すぐ決めて」 って終わらせたのは私だった あなたと別れて 狂った勢いで開けたこの穴が 今も開いたまま 私に刻まれている 右耳に一つ これ以上はもう開けられないよ 思い出が薄れてしまうようで 傷を触るたび 塞がっていないか気にして 忘れたいはずなのに 安心しちゃったりして 結局これからもずっと 忘れたくないんだろうな やっぱりあなたのだけでいい