紛れ込んだ夏の夜は 不思議となぜか寂しくて 肩を寄せて触れあえたら きっと全てが救われる そんな事さえ考えてしまう 言いかけたことは 一つ二つじゃない 運命はいつも意地悪だ 静寂を裂いて光り 瞬く 消えてしまうのなら 忘れないように焼き付けて この星に今ぼくらは二人ぼっちだ 終わってしまう線香花火 あと少し 君の横顔に見とれていたい あと少しだけ そういえばさ 君はいつも儚い目をして夜空を見る 何かとても大事なものを 預けるように 託すように 知りたいよ どんな結末だって 君と笑うこと すれ違うこと いつか別れが来ること 一つも逃げない 星に誓おうか 消えてしまうのなら 忘れないように焼き付けて いかないで なんて言えない 困らせたくないから 終わってしまう線香花火 僕らの存在はちっぽけだ 伝えてしまおうか 暗闇にまぎれて 終わってしまう線香花火 夜が明けて ひとりでも迷わないようにって 理由をこじつけて やっと一言 会えてよかった