かき混ぜた星の内側で混ざる 深い草むらのようなにおい 暗い話ばかり聞かされて 部屋の隅で溶ける まるで憐れむような眼が 私が不幸でいるみたいだね 夕暮れは色彩が消えて 焼き付いたままになってしまう 海岸描いた絵は 人知れず消えて もう誰も思いだせないけど カワイイでしょ? そうでもないでしょ どうなんだよ 答えてくれない 押し固めた 欲望の色は 淡くはない それでも 握りこんだ指の隙間 すり抜けて床に跳ねた雫 煌めいてる 濁っている どっちに見えているのかな 意味のない歌詞の中にだって 誰かの叫びは込められているよ 行方の知れない感情同士が ひきよせられて誰かの涙が僕の心を 揺らしているのならもう 言葉の意味は溶けて流れてしまう 路地裏のようにね 海岸描いた絵は 人知れず消えて もう誰も思いだせないけど 家で一人 駅で一人 歩道橋の上で一人きり 見下ろしてる車の列 区別なんてつかないけど 硬いシート 揺れの酷い 田舎の列車はどこへ行くの 無人の駅 揺れて見える 道は迷うことはないから かき混ぜた星の内側で混ざる 深い草むらのようなにおい 暗い話ばかり聞かされて 部屋の隅で溶ける まるで憐れむような眼が 私が不幸でいるみたいだね 夕暮れは色彩が消えて 焼き付いたままになってしまう