爛(ただ)れた月の ゼリーに濡れて 棺の様な ベッドが軋む 愛しき生贄(ひと)よ 身悶えながら 悲鳴のアリアを歌え 震動(バイブ)に光る 蜜を舐めると 消えた女神の 匂いにる満ちる 虫ケラ達の 快楽じゃない 欲しいものは その心 闇よりも深い 愛があると ふるえる乳房に そっと囁く 背負った痛みの 十字架さえ 砕け散るのさ ギラついて☆ザラついて☆ 噛みついて エロスの火が燃える 人は皆☆哀しみの☆バンパイア 孤独を焼き尽くせ 手錠の傷痕 撫でる指が おまえの涙に 火傷しそうだ 飢えた魂を 宥(なだ)めるには 気だるい夏さ イキそうで☆シニそうで☆ ナキそうで 淫らな妄想(ゆめ)の中 血が滲む☆首筋に☆絡みつく 背徳のロマンス ギラついて☆ザラついて☆ 噛みついて エロスの火が燃える 人は皆☆哀しみの☆バンパイア 孤独を焼き尽くせ