君のいないこの部屋は 甘くせつない香り 見慣れた背中を もう何度見送っただろう? 安いプライドも無駄な嫉妬も 君を守るために捨てよう 愛しても愛し足りない 泣いても泣き足りない夜は 色づく街の灯りがそっと僕に 勇気くれる 君がいないこの部屋で 苦いタバコを吹かし 愛しい横顔待ち侘びて窓に目をやる 「一つも同じ夕日など無いね」 当たり前すぎて気づかなかった 信じても信じきれない つかんでもつかみきれない 幸せはきっとそんなものそう 一人つぶやく <♪> 降り積もる痛みを 陽だまりに変えよう 罪を光に傷を癒しに 愛しても愛し足りない 触れていても満たされない 愛とはきっとそんなものそう ふたりで育てるもの 君に会って自分を知って 見えたこと失ったもの 無駄なものは一つも無いそう 一人うなずく 僕はいつもここにいる振り向けば ここにいる