目覚ましに縛られず 眠りを終えた昼下がり 隣にいない君を 手探り探す 日曜が香ってる 君の淹れるコーヒーから 「おはよう」と言う前に 見つめていよう 鼻歌混じりの 楽しげな背中を 丸ごと抱きしめたいけれど 喜びがあふれてる 新しいこの部屋で 天井に二人だけの空を描こう いつまでもベッドから出ない 僕を笑うけど もう少しだけこのぬくもりを 見ていたい 遠くから響いてる 独りぼっちの口笛 恐れることはないと 近いささやき 僕には要らない マスカラも口紅も 二人でいる証拠の品さ 優しさがあふれてる 穏やかなこの部屋で 花瓶に僕らだけの夢を育てよう ドアを開けて外に出れば 常識の大人さ 恥ずかしさも服も脱ぎ捨てて 抱き合おう それぞれ歩いた 出会うまでの時間 二人で埋められたなら いいね 僕らにはちょうど良い 少し狭いこの部屋で 誰にも真似できないキスをしよう 眠そうな瞼も 色のない口唇も 僕だけしか知らないことが 嬉しくて 喜びがあふれてる 新しいこの部屋で 天井に二人だけの空を描こう いつまでもベッドから出ない 僕を笑うけど もう少しだけこのぬくもりを 見ていたい