意味なんてなくたって 笑いあえる 二人はそう いつだって なにかになりたくて でも変わってしまうのは 少し淋しくて ぐるぐるまわる 頼りない毎日に線を描く 優しい曲線が走り出す 色づいてく 淡い日差しが降り注ぐ 「ありふれた毎日だ」って そっけなく君は言う うそぶく君のしぐさに思わず笑った つられて笑う君が たまらなく愛おしくて かけがえのない日々を どこかに縫いつけておきたいな 好きなモノ 好きなコト 恥ずかしがらず好きと言える 君が好き 真っ直ぐな眼差しに 見つめられるとすぐに逸らす 自分が嫌い 走り出す二本線 つかず離れずに平行線 私たちみたいだから 指先で触れたんだ これ以上離れないように 誰もが一括りにする 言葉では括れない 淡く蒼いこの関係の輪郭をなぞった 毎秒がはじめましての感情を 真っ直ぐに伝えられたら 二つの線が 交わる場所あるかな 追いかけ追い抜いて アイモカワラズニ線と線 「なんかちょっと似てるね」 目配せて 君は言う 淡く蒼い季節 薫る ありふれた毎日だって それぞれ芽吹いてゆく 大人びた君の仕草に笑顔でかえした つられて笑う君が たまらなく愛おしくて ここじゃないどこかで 二つの線が 交わる気がするんだ