♪ わずかな暖房が残った 夜明けのローカル列車には 人影もなく・・・ 忘れたはずの 貴方のぬくもり 恋しいの 窓から見える町は 貴方が育ったという 海辺も町に 似ていて なぜか 心がふるえる 帰らないはずの 思い出が わたしの胸を 揺(ゆ)する ♪ 一人で降り立つ ホームには 霜柱が白く光って 心も寒く・・・ 忘れたはずの あなたの笑顔が 浮かびます 初めて歩く町は 潮の匂いがしていて 貴方が歩いて来そうで なぜか 心がふるえる 帰らないはずの 思い出が わたしの胸を濡らす ♪ 歩き疲れた町で 貴方の言葉によく似た 故郷(ふるさと)訛りが聞こえて 思わず胸がときめく 帰らないはずの 思い出が わたしの胸を 焦(こ)がす