信じていたものたちが ことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 私が私であること、 それさえも見失うような 暗い場所に落ちてきたみたいだ 膨らみ続けてく宇宙で、 ひどく小さないきものたち みんな何かの奴隷になって 柔らかな夢の中へ逃げてしまった 「度し難い孤独を、 痛みを分かちあって生きてゆこう」 とか 吐き気がするような嘘に 騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、 この地獄を愛してみる 呼吸をすること その苦しみ全てを抱えて生きる、 美しさに祝福を! 信じていたものたちが ことごとく壊れて 何ひとつわからなくなった 生温い痛みの中 母親の腕の中で眠るような 錯覚を覚えた 狭まり続けてく視界で、 見えたものさえ失ってゆく 遅効性の毒が抜けないまま 抜け殻のように 終わってしまうのだろうか 「度し難い孤独を、 痛みを分かちあって生きてゆこう」 とか 吐き気がするような 嘘に騙された先には 悪い夢のような現実だけが残る 私は一人で歩くよ、 この地獄を愛してみる あなたも、 その汚されてしまった瞳を 光で雪いで 醒めない夢はないんだよ 隣にいる誰かを 妬ましく思う日々さえ、 受け入れられますように その目を覆いたくなるような 現実の醜さでさえ、 抱きしめられますように ずっとその苦しみ全てを 抱えて生きる、 あなたへの祈りを!