悲しいとか悔しいとか 簡単な言葉にしないのは 流され続ける僕らのわずかな抵抗だ 何一つ生まれない日も 生きていること それを僕は強さと呼びたい 同じ夜を過ごしているんだろう うずくまり膝を抱えて 重なっては溢れていく胸の痛みには 答えなんかなくていい 思い出は滲んで 未来は真っ黒だ 臆病な奴だって笑うかい? ここで泣いたっていいけど 君の思う壺になるのは嫌なんだ 静かな朝を待った 悲しいとか悔しいとか 簡単な言葉にしないのは 流され続ける僕らのわずかな抵抗だ 何一つ生まれない日も 生きていること それを僕は強さと呼びたい 違和感には気付いていたんだよ だけどただ好かれていたくて 君だって 似たようなもんだったじゃないか 僕を責められるか 愛されたいがうまくいかない 考えすぎだって人は言うさ まあいいかって割り 切れたらいいのに わかってくれなくていいけど 君と同じ顔になるのは嫌なんだ 静かに風が吹いた 美しさや感動さえ その辺でもらえる世界でさ 舐められ続ける 僕らのわずかな本能が 捨てられないもどかしさに 火を灯すとき それはいつもひとりぼっちだ 楽になれよって 誰かが囁いた 暗いみずうみへ引きずり 下ろされそうだ 甘ったるい地獄へどろり 飲まれていく ああ ここで泣いたっていいけど 君の思う壺になるのは嫌なんだ 静かな朝を待った 悲しいとか悔しいとか 簡単な言葉にしないのは 流され続ける僕らのわずかな抵抗だ 何一つ生まれない日も 生きていること 無様だっていい 美しさや感動さえ その辺でもらえる世界でさ 舐められ続ける 僕らのわずかな本能が 捨てられないもどかしさに 火を灯すとき そうさ、いつもひとりぼっち それを僕は強さと呼びたい