知らない顔ばかりのターミナル 週末の夜 精いっぱい平気なフリをするから 余計辛いよ 震えてる指先で 僕の頬に触れるけれど もしもここで抱きしめてしまったら 繰り返すだけ あてのない闇 彷徨う愛を このままどうか深く埋めて きみを自由にすることだけが 恐らく僕に出来ることだろう テーブルのイヤリング 頼り無い小さなバック 思い出をかき集めるようにして きみは消えてく 声も出さずにマユをひそめて クチビルだけで何か叫んだ 出て行くきみは袖をつかんで 尋ねるように僕を揺らした ドアを握ってほんの一瞬 ためらう背中 何を待ってた? 僕がなんにも言えないことを 哀しいくらい 知っているのに あてのない闇 彷徨う愛を このままどうか深く埋めて 大事なことに気づかず僕は こんなに思い罰を受けるよ