僕の知らないその顔は 最初から隠していたの? ほんの少し話をして 分かった気になっていた 知らない事ばかり知りたくなるのは 本当は何も信じられないからなのか 僕たちは悲しみを背負い続けて 傷だらけのその先に 一体何があるの? 教えて 悲しみは2つに 喜びは1つに ありふれた願いも零した手のひらが 掴めるものなんてもう何もないのに 僕らはどうして 夢を見てしまうんだろう 忘れたフリをすることができても 花のようには枯れないから 一人の部屋 たらればを何百回吐き散らかして 二人で居たあの時より 思い詰めている ずっと 思い出はこのままもう触れたくない 過ごした日々すら疑ってしまう 馬鹿だな僕らは 不幸も幸せも背負っていく勇気が まさになかっただけだ 運命すらこんなにも 疑惑と不安に満ちているから 自分のせいにしてみても 楽になれるはずないよ 「失った後にしか気付けない」 という言葉を 嫌になるほど聞いてなお 気付けなかった ずっと 悲しみは2つに 喜びは1つに それすら出来ずにもがいていたね 分かり合える事なんて ほんの少しだけど それでも日々が色褪せないのは 悲しみの全てを隠していたなら 最初から僕らは 惹かれ合っていないと分かるから 二人でつけ合った傷の数が あなたの日々に変わりますように 変わりますように