冷たい身体 触れる右手は とうに手遅れだったと気付かされて 戻れない日々が愛しい 何時からその手を握って いないのだろう、 思い出せないや これが最後の夜かもしれないなんて 思わなくて 遠くに見えた扉は目の前に その先に私は行けないから 冷たい雨が街を濡らして 伝う雫も隠してくれたなら 一人夜風に涙する日も 私だけのモノで居られるのに 何時かは来ると解ってた 明日の事も解らなくて 戻れない時は止まり ひび割れてゆく 遠くに見えた扉は目の前に その先に私は行けないから 呼んだって、叫んだって、 あなたに届かない それでも 応えてよ 晴れた未来を夢見続けながら あなたが傍で見てくれてた事も 幾多不安を抱えながら 何時だって守っていてくれた事も 最後の体温を知って 溢れる愛は消えないまま あなたと再会は早過ぎない様に 戻れない日々が愛しい