愛とか恋とかじゃなくて 飛ばされた帽子を追いかけながら げらげら笑うふたりでいよう ふたりでいよう ああ 無邪気な言葉に 胸が痛んだこともあったな 馬鹿のふりして笑っていた 人目もないのに 君の行く道は荒れる海の向こうに 一人乗りの筏で行くのさ 寂しいね 僕の行く道は暗闇の奥に 鈍色の街を行くのさ 行くのさ 僕ら大人になってしまっても 何ひとつ変わりはしないのさ ここで見つけた僕らの全てが 明日のふたりを作りだすだろう 何ひとつ変わりはしないのさ 愛とか恋とかじゃなくて 正しさとかそんなことでもなくて ふらふらに揺れて間違える 君がいいのさ 君の行く道は月夜の砂漠に 砂埃巻いて 駱駝の背に乗って 僕の行く道は暗闇の奥に 手づくりのランプ 足跡を辿る 僕ら大人になってしまっても 何ひとつ変わりはしないのさ ここで見つけたあなたの全てを 愛しく思う ずるいところも ここで見つけた僕らの全てが 明日のふたりを作りだすだろう 何ひとつ変わりはしないのさ 愛とか恋とかじゃなくて 飛ばされた帽子を追いかけながら げらげら笑うふたりでいよう ふたりでいよう