薄れていく記憶の中の 貴方の悲しげな顔を思い出すとほら いつものように うまく笑えなくなる胸の痛み 今も心は共にあると 信じさせてほしい 届かなくてもいい 今はただ願わせて 最後の時が 二人を別つ道ではないように 胸に抱く祈りは きっと夜空を駆けるから 貴方のために笑うよ あの日のままで 涙で霞む星空は いつの日か 貴方と見た時と同じなのに 満月だけが雲に隠れて 消え去ってしまった 夢の中で会うことさえも 叶わぬ願いなら 時計の針はまだ壊れて止まったまま 動かさないで 優しい日々に まだ浸っていたい 巻き戻せるのなら もっと側にいられるのに そんな幻想 許してくれるだろうか 今涙を拭いて 明日へ歩き出したら 眩しい朝も 煌めく夜も 恐れず迎えられる 続く道の先にいつか また会える日がやってくるのなら 貴方のために笑うよ いつまでだって