真赤なペンキのスプレー 地下鉄のドア吹きつけ 退屈すぎる夜に 怒りを描いていた ハーレムに近い駅で 黒人の少年達 鉄の柵に腰かけながら 何を待っているのか 同じことを繰り返し 朝が来るまで 愛されてもいない どこか拗ねてる眼差し 愛されてもいない 同じ匂いを求めて 大きすぎるラジカセ 左の肩に担いで ボリュームいっぱいにして 壁とケンカをしてた コンクリートの片隅で 廻し飲みするグラスで 今を忘れようとしている 何をあきらめたのか ただの夢を見ることも 遠い昔に 愛したこともない 信じることを忘れて 愛したこともない いつも背中を向けてた “何も期待してない” そんな顔をしていても ここに来るのさ 愛されてもいない どこか拗ねてる眼差し 愛されてもいない 同じ匂いを求めて 愛したこともない 信じることを忘れて 愛したこともない いつも背中を向けてた