徒然に眺め 四季流れ 夢見心地 今思えばね ゆらゆら揺れて 人は弱く 振り返り 思ひ出が煌る 敷かれた軌条 幸は在れど 空色は何処か侘しくて 薄紅舞う頃 独り立つ 不思議な程 希望溢れた 今の「僕」は「僕」に誇れるか 合わす顔も無く 紛れ隠れ 然れど 奥底 未だ呼ぶ声 浮世の荒波 今日も足掻け 春は遠く 泪しても 瞳を閉じれば 薫る蕾 青は続く 生きる限り 気付けば僕は歩き出した 早々に暦は過ぎ流れ 夢なら夢の儘が吉と 嘆き逃げ出した時も有る 其の先に見えたモノも有る だから君は君で居て欲しい 伝えたい想いは山の程 何時になるかは解らないけど 必ず行くよ 約束の地へ 街は暮れて 彷徨うけど 歩み全てが道と成る 一度切りの人生でしょう 道無き道を創り進め 誰もが傷付き乍ら 戻れない旅の途中 痛み 此れも糧だ 憂うる事勿れ 春は遠く 泪しても 瞳を閉じれば 薫る蕾 青は続く 生きる限り 気付けば僕は歩き出した 軈て春が訪れると 又新たに芽吹く蕾 幾度でも旅立つのでしょう 道無き道を行く青春 嗚呼 春追う終わり無き唄 「何処まで来たのだろう」なんて 後ろ許りの日々は去りて 「何処まで行けるだろう」ほらね 前を向けば 君が微笑む