夏の風と夕焼け 懐かしくて遠まわり 卒業して初めてなんだ 古びた校舎の前で すれ違うあの頃に 戻りたいような 帰り道 好きだって言えずに あと一歩踏み出せないまま ローズマリー 幼い記憶をたどって あの頃の君といる 大人になるってちょっと 寂しいんだね 夏が終わる匂いがした 教室となりの君 日焼けした笑顔で 話しかけられて うれしかった うまく笑えないけど 君となら楽しくて 毎日が変わりはじめる グラウンド 遅くまで 汗だくの 君を見ていた ローズマリー 消せない記憶のかけらは 何度も聴いたメロディと どれだけ経っても忘れられないもの 覚えてくれてるかな 何か言おうとして 途中で「何もない」って そんなわけないよね 歩幅を合わせて 並んで帰った 誤魔化したまま帰ったんだ どうして 言ってくれないの 夕焼け 帰り道 もどかしくって 大事な思い出 ローズマリー 幼い記憶をたどって あの頃の君といる 大人になるってちょっと 寂しいんだね 夏が終わる匂いがした