チャイムの音 攫っていく記憶の奥 帰り道に置いてきた夏 チャイムの音 攫っていく記憶 遠く 帰り道 笑っていた筈 サイズ違い 校庭の中 怠く重い呼吸 省みる 笑えない記録 忘れたい鼓動 尋ねたいこと 重ねた手に 落ちていた鯉の餌 声合わせて投げた水面の下 揺れる日暮れる空に 二人の上に浮かぶ鯉に いつかの春で逸れることなんて あの日には考えなかったな タイル張り 剥がれていく記憶 脆く "カエル道"は鳴いて だいぶ違う条件の中抱く思いと問い 耐えて 前を向いて言え 忘れたい鼓動 尋ねたいこと 合わせた眼に飛ばされた言葉は 熟れて枯れて落ちたと思っていた 焦り煮詰める喉に 一人の上に浮かぶ乞いを いつかの春に忘れることなんて 容易いと言ったのはあなただ 逆さまの空に落ちそうで怖いと 言うほど気にしていない声色 尋ねたいこと 重ねた手に 落ちていた言葉を 声合わせて投げた 揺れる日暮れる夜に 二人の上に浮かぶ鯉に いつかの春で逸れることなんて あの日にはまだ さあ、揺れる日暮れる夜に 二人の上に浮かぶ問いに いつかのあの夏に応える言葉で その乞いに答えを いつかの夜涼みに別れを連れて あの日々をやっと今、発ったのさ Too late to leave You gave me all you need I’m too late to leave you Taking all you need