雲が飛沫あげて 青空の頬を濡らして 7月のTシャツの跡を 君が笑っていた 8月の各駅停車の中 夏風邪で火照ったおでこ あ、ロッカーに忘れ物 白いスニーカー (スニーカー) ゆびさきに向日葵 夏が今宿っていく 息を大きく吸い込んだら 海鳴りが止まない 夏の瞳すいこまれ はじまった はじまった はじまった 恋が はじまった こはく色の花びらが 空に溶け出して さよならの予感になった 黄昏の一歩だけ前で 立ち止まった もう少し、君といたくって 夏風邪で無くなった予定 あ、この夏に忘れ物 青いストーリー ゆびさきの向こうで 夏がもう、またたいて あつくなった坂道、駆けていく 高鳴りを追いかけて 熱が今さませない はじまった はじまった はじまった ゆびさきに向日葵 夏が今宿っていく 息を大きく吸い込んだら 海鳴りが止まない 夏の瞳すいこまれ はじまった はじまった はじまった 恋が はじまった