さよなら こんにちは 今日からしばらくよろしく タクシーのLights それだけが頼り 夜光虫みたくおぼつかぬ足取り 燃えるような思いも多分はまやかし 思いつく限りの弱音 ずらり 左方向 点滅の青 ふたりでなら そこは曲がり角 回り道 遠ざけた一日の終わり きみも忘れたろう恥ずかしい話 サイレンが長く 真夜中の街 響きわたる いかれたまま刻むハートビート いまさらなにを憎めばいい 左右の足 交互に動く オートマティックに身体を運ぶ こんな汚れてたかなスニーカー なんにも気がつけてなかったな さよなら 性懲りなく 何度もノックしやがって 七畳半の部屋 なかよく分け合い暮らそうか ある日の朝起き抜けに ぼくは大事なことに気がつく おそらくすべて遅すぎて なんにも変えられず終わるけど 相も変わらず車の列 頭の悪いぼくのまま 苦笑いを繰り返す それでも生きていかなきゃね ああ きみはどうしてる? うまいことやれてるかな? なんておこがましく ときどき思い出す さぁ ぼくも行かなくちゃな 期待など捨てたけど 心臓が動いてる 理由はどうでもいい さよなら また会った どうにも慣れる気がしないな 最後の瞬間も 一緒にいてくれ この際