君のすぐ横 真夏の湿度と 淡い風の通り道 過ぎゆく季節は 僕らの目に見える 色鮮やかに 生まれたり死んだり なんだろう この気持ちは 燃え上がっては消えてく 悲しみ 喜び そして寂しさ 意味はそこにあるの? なにが向こうで待つの この手を誰の肩に置けば いいんだろう あなたの愛が何度も 暦を回すたびに 命の端っこを燃やしながら 美しく散るために咲くなら 僕は 夏の桜でいい 終わらない ずっと抗って 進んでくよ 繋いでくよ ほつれても ほどけない 季節をはずれても枯れない 去り際の美しさなんていらない 見飽きた表情も 言い飽きたセリフも 僕の愛はいつまでも かっこ悪く咲く 夏の桜でいい 終わりはすぐそこ 指させる幼さ そこは涙の通り道 去りゆく季節が 僕らの顔に刻む 色鮮やかな 別れの傷と痛み なんだろう この気持ちは そんなものはいらない 笑って 言わせて 永遠が欲しい 誰もが目に映し 誰もが目を離す 思い出に散ってく花は綺麗だろう いくつもの愛が何度も こすれあってく中で 残りのぜんぶを燃やしながら 儚げに散るために咲くなら 僕は 夏の桜がいい 終わらない ずっと抗って 傷つけて 傷つくよ 砕けても 壊れない 誰かの歌にもならない 飾りつけの悲劇なんていらない 枯れ果てた涙も ぶちまけた笑顔も 僕らの愛は いつまでも かっこ悪く咲く 夏の桜がいい 君のすぐ横 真夏の暑さと 歩き慣れた帰り道 あなたの愛がいつまでも 誇らしく咲く 夏の桜がいい