比べたって何もいいことはないと わかってるけど それでもどこかで順位を付けて。 あの人はやけに幸せそうだな 変われたなら何をしよう? 自慢げにカメラを回したりして 僕はというと 雑に飲んだトマトジュース お気に入りのシャツを 赤く染めて ため息ざわめきが胸に迫っていた 嫌になることもあるよ それでもただひたすらに続いてく この人生に あと少しもう少し つま先揃えて向かってゆく カットがかかったままの 映画の続きを 探しにいこう 描きにいこう 主人公は僕だから。 疑うのは信じた過去があるから 裏側には いつでも隠してる 弱さが見えたりするんだ 本当の強さと言うのは 案外優しさで溢れていた 触れた時に色を帯びたフィルム 胸を掴んでいた 情けなくなる日もある それでもまた失敗を繰り返し これでいいのか? それでいいのか? 確かめながら進んでゆく エンディングにはきっと 花束が待っているから モノクロームを彩る日々を 僕が描いてゆく 誰かじゃなくて 僕が僕を好きになれる日がくるまで 何度も何度も あと少しもう少し 足を前に進めるだろう カットがかかったままの 映画の続きを 探しにいこう 描きにいこう 主人公は僕だから 主人公は僕だから。