硬く硬く 結ばれていた 長い糸を ほどいてゆく 薄い氷 頬を寄せて 陽の光を 透かしてみて 箒星 街の明かり 遠い星の話をして 黒いまなこの中にある 銀河たちに 名前をつけた 目にも止まらない速さで ゆっくりと 僕ら踊る 気をつけて 転ばないようにと 僕はあれほど あれほど言ったのに どうしてだろう 君たちは 相変わらず相変わらず 転げ回って 可笑しいんだ ヘッドライトに照らされた 数メートルの先の道 でも不思議と 怖くはない 君の顔は 見えないのに 鉛のように 光ってる 厚い厚い 氷の上 行けるとこまで 行ってしまおう そのさきが 見たいから 目にも止まらない速さで ゆっくりと 僕ら踊る 足元にご用心